軽種馬・酪農・肉用牛・その他農産物

新冠はサラブレットの名産地としても有名で、軽種馬・酪農・肉用牛の生産も行っています。また、ピーマン以外にも農作物が豊富です。豊かな土壌で育まれた高品質な畜産物・農産物は道内外から高い評価を受けています。

軽種馬

肉用牛

その他農産物

アスパラ

ほうれん草

かぼちゃ

メロン

軽種馬

新冠町は軽種馬の主力産地。馬の体調変化を見逃さないのはもちろん、草の刈取りのタイミングや高さ、土質改善など細やかな牧草管理や土壌管理も徹底して行います。また、成長期の若馬にとって、骨や腱の健康な発達のために運動は欠かせません。牧草地は単なる採食のための場所ではなく、基礎体力作りの場でもあります。運動がしやすいように、牧草地面積に対する頭数もしっかり管理されています。夏と秋に大きなセリがあり、そこで取引が行われます。

酪農

当町酪農は、比較的温暖な気候で中山間地区に位置し、冬期は積雪の少ない過ごしやすい地域となっております。中小規模農家が中心で33戸の搾乳牛1,600頭、育成牛690頭を飼育しております。近年では、担い手研修を終えた新規就農者も本格的に営農を稼働し、日々奮闘しています。

肉用牛

昭和40年代半ばころに米の生産調整による肉用牛の生産が始まりました。水稲+αでの複合経営が進められ、島根県から導入した黒毛和種の雌牛からスタートし、肉牛生産は着々と伸びてきました。現在では、繁殖頭数1,700頭で年間販売額は8億円を超えるまでの規模となっております。

水稲

日高管内の各農協では地域の特色を活かし、プライベートブランド(PB)米を栽培しています。JAにいかっぷのPB米は「判官伝説(はんがんでんせつ)」。道内でも積雪が少なく、温暖な気候の新冠は米作りに適しており、昼夜の温度差が良質な米を育てます。一風変わったネーミングは、およそ800年前もの昔、兄頼朝の迫害から逃れて蝦夷の地に亡命し、新冠川河口にそびえ立つ岩壁に「判官館」を築いた伝説にちなんでいます。

アスパラ

春の雪解けが早い新冠町は、グリーンアスパラ栽培に適した地域です。数々の名馬を育ててきた馬産地の特性を活かし、馬糞を使用した「有機馬糞たい肥」や低農薬が良い土壌をつくり、果肉が緻密で甘く、みずみずしいグリーンアスパラを育んでいます。アスパラが一番甘く、おいしいとされるのは早朝。生産者が夜明けと共に収穫した後、3月中旬から9月下旬にかけて出荷されます。

ほうれん草

平成15年3月より収益向上と安定収量を図るため、新ひだか町静内地区、三石地区および新冠町の生産者を構成員とする「ひだか中部ほうれん草生産組合」を設立。
生産コストの軽減や作付品種規格、資材の統一などを行い「ひだか中部ほうれん草」の銘柄で札幌や地元の市場に出荷しています。

かぼちゃ

日高管内では甘みがあり、煮物に最適な「みやこかぼちゃ」や小玉かぼちゃ品種の「坊ちゃんかぼちゃ」が栽培されています。なかでも「坊ちゃんかぼちゃ」は農産加工品としても人気で、「新冠産ぼっちゃんかぼちゃグラタン」は全国百貨店や北海道物産店、イベントなどで販売されています。また、地元特産のカボチャあんが入った「ばふん饅頭」は「道の駅」サラブレッドロード新冠で購入することができます。

メロン

昼夜の温度差が大きい新冠で育った「にいかっぷメロン」は、他産地と比べても甘くてジューシーなことで知られています。上品な甘さの品種「ルピアレッド」は果肉が柔らかく、口の中でとろけるような食感が特長です。最盛期は7月末から8月上旬。室温で熟成させることで香りが立ち、おしりが柔らかくなると食べごろを迎えます。冷やし過ぎは風味を損ねるため、冷蔵庫で2時間程冷やしてからご賞味を。

やさピィ!北海道にいかっぷピーマン