やさピィ!

馬がいることを活かした有機土壌づくり

軽種馬の産地・新冠町には、馬農家が軒を連ねる「サラブレッド銀座」と呼ばれる通りがあることからもわかるように、馬と共存する暮らしが根付いています。農作物は馬糞たい肥をすき込んだ有機土壌で栽培され、持続的農業の一翼を担っています。

こだわりの栽培方法

馬の産地ならではの良質な土づくりが秀品を生む秘訣

新冠町には馬糞を使った土を販売する業者があり、発酵済みの土を購入することができます。ただし、購入段階ではまだ発酵が十分ではないため、1年寝かせたり、畑にすき込んだりすることでさらに発酵を進めます。完熟まで2年ほど時間がかかりますが、未完熟だとガス害によって根が傷むため、使用するのは完熟のみと決めています。良質な土壌のおかげで20年間同じほ場で栽培していますが連作障害はなく、毎年高品質なピーマンを収穫することができています。

ピーマン部会副会長 今野 道博さん

雪国ならではの特性を活かし、
にいかっぷピーマンの知名度向上へ

冬は雪でビニールが裂けるのを防ぐためにビニールを外しますが、外すことで雨や雪が土に浸透し、余分な成分が流れ、土が浄化される目的も兼ねています。雪も味方にするにいかっぷピーマンは作付面積、売り上げ共に全道1位を誇っていますが、今後も北海道を代表するブランド野菜として地位を守り続けることが目標。ピーマンは比較的栽培がしやすいため、新規就農者や女性も成功を収めています。生産者一丸となってにいかっぷピーマンを盛り上げていきたいですね。

にいかっぷピーマンオリジナル加工品

にいかっぷピーマンはさまざまな商品に加⼯され、⼿軽にその美味しさを味わうことができます。なかにはピーマンがスイーツになった驚きの商品も。「道の駅」サラブレッドロードでは、JAにいかっぷオリジナル商品を購⼊することができますよ。

ピーマンソフトクリーム
ピーマンようかん
ピーマンチップス
ピーマンアイス
ピーマンみそ